ロードバイク携行品まとめ、ツールケースの中身を紹介!これだけあれば安心

ロードバイクで走る際に必ず必要な携行品。パンクした時に交換するチューブや空気入れが必要なのは理解してるけど、他に何を持ってればいいのか不安な人はいませんか?

この記事ではロードバイク歴6年、ロングライド大好きな筆者が現在使用している携行品を紹介します。紹介するアイテムを持っていれば基本的なトラブルは対応でき、自走で帰ってくることができます。

対応できないほどの状況は落車や事故が想定されるので、身体も無事ではない状態が考えられます。アドレナリンが出ていて痛みがあまりなく、走れそうな感覚になりますが危険なので無理に走らないでください。

準備をしっかりして、楽しいロードバイクライフを送りましょう。

必要なもの一覧

必要なものを一覧にまとめました。

・ツールケース

・ミニポンプ

・予備チューブ

・タイヤブート

・ガムテープ少し

・チューブパッチ

・ワイヤーロック

・携帯工具

・タイヤレバー

・タイヤペンチ

・ゴム手袋

・結束バンド

これらのアイテムがあれば、よほどのことがない限り自走して帰ってこれます。

いつもこの装備ですが、足りないと感じたことはありません。

対応できないと想定されることは、チェーン切れ、転倒によるリアディレーラーの故障、ディレーラーハンガー折れぐらいと思われますが、発生する可能性はかなり低いです。

事故や激しい落車が起きてしまった場合は無理に自走せずに、他の手段で移動するべきだと考えます。身体が第一優先です。

足りないと感じた場合は追加すればいいだけなので、何を持つべきか分からない人は紹介するアイテムをベースにして下さい。

ツールケース:R250_スリムロングタイプ

ツールケースはR250のスリムロングタイプを使用してます。

6年使用してますがボトルゲージと接触する箇所に少し傷がある程度で耐久性も高く、見た目もおしゃれです。

他の携行品が全て入るので容量もちょうどいいです。

中心から左右にカパッと開くので中身を取り出しやすいです。

携行品が全部綺麗に収まります。

もっとたくさん物を入れたい人はスーパーロングタイプもあります。しかしフレームサイズが小さい場合はツールケースがフレームに接触し、ボトルゲージに収まらない可能性があるのでサイズ確認が必要です。

デメリットは完全防水ではないので大雨の中で走ると中身が濡れるので、帰宅後に全部出して乾燥させる必要があります。少々の雨ならケース表面が濡れる程度で済みます。

携行品をサドルバッグに入れる手段もありますが、僕はダンシングした時にサドルバッグが左右に揺れる感覚が嫌いなのでツールケース派です。

ツールケースを探している人にはR250のスリムロングタイプをおススメします。

ミニポンプ:IRON JIA’S_ミニフロアポンプ

携帯用のミニポンプはIRON JIA’Sのミニフロアポンプを使用してます。

ツールケースにぴったり収まるサイズ(長さ20cm)ながら、比較的軽い力で空気を入れることができます。さすがに通常のフロアポンプのようにはいかないですが、応急処置としては十分な機能を持ってます。

こちらはすでに廃盤になっているようですので、現在は同様の設計らしいOtureのポンプをおススメします。

Otureのポンプも軽い力で空気を入れることができるようで、長さ18cmなのでツールケースに収まります。

予備チューブ:マキシス_ウルトラライト

ツールケースに常に入れておく予備チューブは普段使用しているマキシスのウルトラライトです。

下記記事でも紹介してるチューブです。

以前は予備チューブは比較的安い製品にしていました。

帰宅後にマキシスのウルトラライトに交換していたのですが、交換が手間なのとチューブは一度空気を入れると小さくすることが難しい為、使用した予備チューブが無駄になっていました。

現在はパンク用予備チューブもマキシスのウルトラライトにしてます。

タイヤブート:パークツール_TB-2タイヤブート

サイドカット(タイヤ側面が切れて中のチューブが裂ける)した場合に備えてタイヤブートを用意しておきましょう。

サイドカットは意外と起きます。山道では尖った小石が路上にたくさん落ちており、下りのコーナーで車体を傾けるのでタイヤ側面が高速で尖った石に接触しパックリと切れます。

縁石に当たった場合もサイドカットします。

異物が刺さったパンクの場合は異物を取り除き、チューブを交換すれば復帰できますがサイドカットの場合はそのままではチューブがサイドの亀裂から出てしまい走行できません。

タイヤの亀裂を塞ぐ為にタイヤブートが必要です。

過去2回使用しましたが分厚いシールみたいな感じで簡単に亀裂を防ぐことができます。

ただし、あくまでもサイドカットの応急処置なので、帰宅後は新しいタイヤに交換して下さい。

サイドカットしたタイヤをタイヤブートを貼ったままで使用継続するのは危険です。サイドカットにより側面の剛性が弱くなっており走行中にタイヤが大きく変形し、タイヤが外れたりバランスを崩す可能性があります。

自分はサイドカットではないですが五寸釘が刺さり大きな穴が開いたときに念の為、タイヤブートを使って復帰しそのままにしていました。

すると3か月後ぐらいに異物が刺さってないのにパンクがおきました。確認するとタイヤ内でタイヤブートとチューブが摩擦や振動によりこすれ、チューブが削れて薄くなりパンクしていました。

タイヤブート貼りっぱなしは結局パンクに繋がるので応急処置として考えておきましょう!

高価なものではないので必須アイテムです。僕は1枚を半分に切ってツールケースに入れてます。

ガムテープ(布テープ)

ガムテープ(布テープ)を少し巻いたものをツールケースに入れてます。

タイヤブートの代わりに使用できるようで、可能性はかなり低いですがライド中に2回以上サイドカットした場合に備えて念のため準備してます。

丸めると小さいので、ツールケースに入れても邪魔になりません。

チューブパッチ:パークツール_GP-2Cスーパーパッチ

予備チューブ交換後に再度パンクしてしまった場合に、チューブ補修用パッチを準備しています。

1回のライドで2回以上パンクしたことはないですが、可能性はゼロではないので持ってます。

パークツールのGP-2Cはゴム糊不要でやすりでパンク箇所のチューブを削り、削った箇所を綺麗にしてパッチを貼るだけなので簡単に修理できます

やすり付きで小さなケースに6枚も入っているので予備チューブ1本を含め、1回のライドで7回パンクしても大丈夫です!ライド仲間の予備チューブがなくなった場合にも対応できますから、グループライドでも安心です。

ケースに入ってるので劣化も防げます

ワイヤーロック:GIANT_AIRSLOCK LOOP COIL

ワイヤーロックはツールケース内に入る比較的小さなものにしています。

使用しているのはジャイアントのAIRSLOCK LOOP COILで、3桁の暗唱番号で簡単にロックと解除ができます。

僕はライドイベントのプレゼントで頂いたのですが、軽く小さくてツールケースに入るのでかなり気に入ってます。

プレゼントなので色は選べず、ピンク…

ワイヤーロックは工具を使用されたら太さ関係なく切断されるので、小さくても防犯能力の差はあまりないと考えてます。

リュックを使用する時は太めのワイヤーロックを持っているのでそちらを使用していますが、普段はジャイアントのAIRSLOCK LOOP COILを使用してます。

通販では購入しにくいようなのでジャイアント製品を取り扱っているショップで購入を検討してください。

下記リンク先で全国の取り扱いショップを検索できます。

2023 GIANT Bicycles | Dealers

携帯工具:チネリ_ミニツール

携帯工具はチネリ_ミニツール(廃盤)という製品を使用しています。

携帯工具に関しては信頼できるメーカー製で、気に入ったものであれば何でもいいと思います。

基本的には六角(アーレンキー)とドライバーがあればライド時に必要な調整は可能なので、多機能でなくても大丈夫だと考えてます。

今、携帯工具を持っていなくて新規購入するとしたらレザインのSV PRO 5を購入します。

薄型コンパクトで見た目も美しいですし、シンプルで耐久性も高さそうです。

タイヤレバー:シュワルベ_タイヤレバー

タイヤレバーはシュワルベのタイヤレバーを使用してます。

3本セットで、タイヤ取り外し時はスポークに引っ掛けることができるので両手が使えます。

取付時はリムフランジに固定できるのでタイヤを嵌めやすいです。

剛性もあるのでタイヤの取り外し、取付けが安心して作業できます。

結構使い込んでます

破損や紛失してもまたシュワルベのタイヤレバーを買います。

タイヤペンチ:PWT_タイヤレバーTL79

出先でパンクし、チューブ交換後にタイヤを嵌めようとしたときに硬くてなかなか嵌らないときは、かなり焦りますよね。

僕は握力や力が弱いので出先でも楽にタイヤを嵌めれるようにツールケースに収まるサイズのタイヤペンチを持っています。

タイヤペンチはタイヤレバーよりも楽に作業できるので便利です。

使用しているのはPWTのタイヤレバーTL79という製品ですが、すでに廃盤になっているようです。廃盤になって手に入らなくなる製品が結構あるので、必要だと思ったときは躊躇せずに購入しておきべきですね。

もし今、TL79を持っていなかったらタイヤキーという製品をツールケースに入れておきます。

こちらの製品も楽にタイヤ交換できるようです。

また、自宅でタイヤ交換する時はサイズが大きくて、もっと簡単に作業ができるPWTのTC26というタイヤペンチを使用してます。

かなり硬い時でもタイヤを嵌めることができるので最高です。

TC26はツールケースに入らないので自宅専用です。

ゴム手袋

タイヤ交換やチェーン落ちした際は復帰作業をするとかなり手が汚れます。

すぐに手が洗えない場合が多いと思われるので、作業用の使い捨てゴム手袋を持っておくことをおススメします。

特にチェーン落ちで手が油まみれの状態でグローブをはくのはキツいです。グローブの中が汚れるので、手を洗ってもグローブをするとまた手が汚れることになります。

100均のゴム手袋でも十分なので2枚ほどツールケースに忍ばせておきましょう!

結束バンド

結束バンドはリア変速用ワイヤーが切れた際に使用します。

リアワイヤーが切れた経験がある人なら御存知だと思いますが、ワイヤーが切れると強制的にトップに変速されます。つまり、リアのギアが一番重くなります。

フロントをインナーにしても、リアがトップだと少しの斜度でも相当キツいです。

一度リアワイヤーが切れたと仮定して、リアトップ縛りで走ってみて下さい。

自分は過去2回リアの変速ワイヤーが切れたことがあるのですが、1回目は帰るまでに峠があり、リアがトップの状態では登ることができずにロードバイクを押して歩いたことがあります。

SPD-SLのシューズは歩きづらく、とても疲れました。二度と経験したくない思い出です。

2回目は通勤時の帰宅中に切れましたが、その時はいつもメンテナンスをお願いしているショップが近くにあり、さらにショップまでの道は平地でした。ショップですぐにワイヤー交換して頂けたので、事なきを得ました。

ワイヤーが切れても結束バンドを使用すれば、任意のギアに固定することが可能です。

ディレイラーを下記写真のような状態で固定すればトップから軽いギアに変更することができます。結束バンドをきつく締めればギアが軽くなります。

この方法を知ってからはツールケースに結束バンドを2本準備してます。

R250_スリムロングタイプの場合、20cmの結束バンドがぴったり収まり、ディレイラーの固定も問題なくできます。

リアトップ固定の状態はかなり辛いので、結束バンドは必ず準備しておきましょう。

実際にリアワイヤーが切れて、結束バンドの固定方法をスマホで検索しようとしても山奥などでは電波が届かないので、画像をスクショしておくことをおススメします。

ちなみにですが、リアワイヤーが切れたタイミングは2回とも交換後から1年半程度経過した時でした。リアワイヤーは1年に1回交換すれば安心だと思います。

まとめ

携行品は何を持っていればいいかわからない人は、僕が普段ツールケースに入れているアイテムを参考にして下さい。

少し多いですが、ほとんどのトラブルに対応できるのでロングライドでも安心ですし、仲間のトラブルを助けることもできます。

グループライドでは仲間が復帰できるまで出発できないので助け合いも必要です。

紹介した携行品を準備して、ロードバイクライフを安心して楽しみましょう!