ロードバイク向けおすすめ心拍計【タイプ別3選】を紹介!

ロードバイクに慣れてきたら心拍計の導入をおすすめします。

本格的にトレーニングする場合に心拍数は重要な指標になりますし、トレーニングする気は無いという方も使用するメリットがあります。

ロングライド時は序盤にペースを上げ過ぎて目的地に着くまでにバテてしまうことがありますが、心拍数を確認しながら適度な強度で走ることで計画通りに完走することができます。

またグループライドの時にもメンバーと自分の走力に差がある場合に、心拍数を確認することでペースを合わせることができます。

自分の走力が高い場合、メンバーの走りやすい強度を確認し、その時の自分の心拍数を維持すれば走力の低いメンバーも楽しく走れます。

また、走力が高いメンバーと走る際は自分の心拍数を伝えてペースを落としてもらうことができます。

このように客観的に体にかかっている負荷が確認できますし、価格もパワーメーターほど高価ではない為、ぜひ購入を検討してみましょう!

腕時計タイプのおすすめ3選

個人的には腕時計タイプを一番おすすめします。

自分が使用しているのも腕時計タイプです。

なぜかというと、腕時計タイプはロードバイクに乗っているとき以外でも様々な用途に使用できますし、付けていても快適です。

・腕時計として日常で使用可能

・ライフログ機能があり、体調不良時にいち早く気づくことができる

⇒風邪の時は発熱する前に安静時心拍数が上がる、不整脈などの心臓疾患に気付ける

・ランニングやウォーキング等のログを記録することができる

心拍数の精度が胸バンド式より落ちるレビューがありますが、個人的にはその傾向はみられません。

ZWIFTで腕時計タイプをリンクさせ、胸バンド式をサイコンにリンクさせ、同時にローラーを回して心拍数を確認した事があるのですが、ほぼ同じ値で誤差±2程度でした。

また胸バンド式は冬だと導電ゴム部が冷たくなってるので氷を胸に当てる感じになり、ものすごく不快です。

しかも乾燥していると心拍数が測れない為、導電ゴム部を水で濡らすか、専用のクリームを塗る必要があるので手間が増えます。

このような理由からり少し値段が高めになりますが、腕時計タイプをおすすめします。

今回はサイコンに心拍数を転送する前提なので、ANT⁺の規格に対応しているGarmin社の製品の中でのランキングになっています。

他メーカー製品では腕時計にしか心拍数を表示できない為、ライド中の確認は危険を伴います。

時速30km/h以上で片手を放して確認するのは一瞬だけだと思っても危険です。

出来ることならサイコンに表示して、なるべく前方から目を離さないようにしてください。

腕時計タイプにもデメリットがあるので説明します。

デメリット

・価格が高い

・充電が少し手間

・冬用手袋着用時に邪魔になる

1位 Garmin ForeAthlete 45/45S

Garmin_ForeAthlete 45はForeAthleteシリーズでは一番安いモデルですが、心拍計としては十分すぎるモデルとなっています。

心拍数をGarmin Edge530等のサイコンに転送できます。

心拍計として使用できることはもちろん、普段の心拍数や睡眠時間をライフログとして記録し、Garminの専用アプリで健康状態を管理することができます。

ウォーキング、ランニングはもちろんヨガや登山などのアクティビティも記録できますし、サイクルコンピューターの代わりに使用することもできますよ。

主な機能を記載します。

【センサー】
・GPS
・GLONASS(ロシアの位置確認用衛星システム)
・みちびき(日本の位置確認用衛星システム)
・Galileo(EUの位置確認用衛星システム)
・光学式心拍計
・加速度計

【スマート機能】
・通知機能
・カレンダー
・天気情報
・ミュージックコントロール
・スマートフォン、デバイス探索

【安全機能】
・事故検出機能(事故を検出すると、指定の緊急連絡先に氏名と場所をテキストメッセージで伝達)
・アシスタント機能

ライフログ】
・ステップ数
・睡眠モニタリング
・ムーブバー(一定期間動かないとデバイスに表示。数分歩くことでリセット)
・自動ゴール設定(アクティビティレベルを学習して、歩数目標を毎日設定)
・スリープモニタリング(合計睡眠時間、レム睡眠、ノンレム睡眠を監視)
・消費カロリー(心拍ベース)
・移動距離
・週間運動量
・Body Batteryエネルギーモニター(心拍数や睡眠と活動データを組合せ、身体のエネルギー残量を測定)
・ストレスレベル計測(心拍変動に基づいて現在のストレスレベルを判断)

【トレーニング】
・インターバルトレーニング
・アドバンスドワークアウト
・トレーニングプランダウンロード
・VO2Max
・トレーニング効果(有酸素)

【ランニング】
・GPSベースの距離、時間、ペース
・ピッチ(リアルタイムの1分あたりの歩数)
・ランワークアウト
・レース予想タイム
・フットポッド

【稼働時間】
・GPSモード:11時間
・スマートウォッチモード:約7日間

ForeAthlete 45Sは45より小さくて軽いモデルとなってるので女性や小柄な方におすすめです。

僕はForeAthlete 45の前モデルのForeAthlete 35を使用していますが、バッテリーの持ちもよく、軽いので付けていても気にならず、とても気に入ってます。

たぶん壊れるまで買い換えないと思います。

もし心拍計を持っていなければForeAthlete 45を購入します。

2位 Garmin vívosmart® 4

vívosmart® 4はANT+規格のサイコンに心拍数を転送できるガーミン製品の中で一番安いモデルで、1位で紹介したForeAthlete 45よりも定価で9150円も安いです。

とにかくサイコンに心拍数を転送できる腕時計タイプで最安値を求めている方にGarmin vívosmart® 4をおススメします。

また、ForeAthlete 45よりもスリムで小型なので着用していても気にならないのが大きなメリットです。

主な機能を記載します。

【センサー】

Garmin Elevate™リスト型心拍計
気圧高度計
加速度計
環境光センサー

【スマート機能】

接続機能 Bluetooth® Smart/ANT+®
通知機能
テキスト応答/テキスト着信拒否 (Android™のみ)
天気情報
ミュージックコントロール
スマートフォン探索
デバイス探索機能
VIRB 操作
スマートフォン互換性 iPhone®、Android™
Garmin Connect™ Mobile

【ライフログ機能】

ステップ数
ムーブバー(一定期間動かないとデバイスに表示。数分歩くことでリセット)
自動ゴール設定(アクティビティレベルを学習し、歩数目標を毎日設定)
スリープモニタリング(合計睡眠時間、レム睡眠、ノンレム睡眠を監視)
消費カロリー(心拍ベース)
上昇階数
移動距離
週間運動量
TrueUp™
Move IQ™
フィットネス年齢 (アプリ内)
Body Battery™エネルギーモニター
ストレスレベル計測

【トレーニング】

カスタマイズ可能なデータページ
カスタマイズ可能なアクティビティプロフィール
自動ラップ
V02 max
カスタマイズできるアラート

【ランニング】
ランプロフィール

【心拍計機能】

心拍ゾーン
HRアラート
HRカロリー
心拍%Max
HRデータ転送モード(ペアリングしたデバイスにANT+™を介してHRデータを送信)

3位 Garmin fēnix 5S

Garmin fēnix 5Sは心拍数をサイコンに転送できる機能はもちろん、あらゆるスポーツに対応しているスマートウォッチです。

気圧・高度計付きのコンパスも搭載されているのでトレイルランや登山等にも対応できます。

また、ビジネスユースでも使用できるデザインとなっており、「QuickFitバンド」でレザー、メタル、シリコンなどのベルトに簡単に交換できるようになっています。

仕事中はレザーやメタルのベルトにしておき、休日に運動する際はシリコンのベルトに交換できるので年中あらゆるシーンで使えます。

fēnixシリーズは多くのモデルがありますが、最安値でデザインがシンプル、運動時に邪魔になりにくい小型モデルのfēnix 5Sをおススメします。

値段が少し高めですが予算に余裕のある方や、ビジネスシーンを含む日常でも使用したい方はぜひ購入を検討してください。

自分は普段用の腕時計を持っていなければfēnix 5Sを購入します。

特にSapphire Blackがかっこいいですね!欲しい!

主な機能を記載します。

【センサー】

高感度受信
気圧高度計
電子コンパス

【スマート機能】

通知機能(互換性のあるスマートフォンとペアリングされたときにメール、テキストなどの通知を表示)
バイブレーションアラート
ミュージックコントロール
スマホ探索
VIRB®コントロール

【パフォーマンス機能】

光学式心拍計
バーチャルパートナー(デジタルなパートナーと対戦してトレーニング)
Virtual Racer™(他のアクティビティと競争)
コース(過去のアクティビティと競争)
自動ポーズ(速度に基づいたタイマーの一時停止と再開)
自動ラップ(新しいラップの自動開始)
自動スクロール(ワークアウト中にデータページ間を自動で切り替え)
マルチスポーツ
自動マルチスポーツ(ボタンを1回押すだけでスポーツモードを切り替え)
高度なワークアウト(カスタマイズされた目標指向のワークアウトの作成)
ペースアラート(プリセットされたペースから離れるとアラートでお知らせ)
時間/距離アラート(目標に達するとアラームをトリガー)
インターバルトレーニング(運動と休憩インターバルの設定)
心拍に基づく消費カロリー
消費カロリーを計算
トレーニング効果(有酸素運動でのアクティビティの効果を評価)
ディスプレイカスタマイズ
パワー計(互換性のあるサードパーティ製ANT+™対応のパワー計データを表示)
スイム機能
プールスイム指標(時間、距離、ペース、ストロークカウント/レート、カロリー)
泳法の識別(自由形など)
オープンウォータースイム指標(距離、ペース、ストロークカウント/レート、カロリー)
スイムワークアウト

【ライフログ機能】

ステップカウンター
自動目標設定(アクティビティレベルを学習して、歩数目標を毎日設定)
ムーブバー(一定期間動かないとデバイスに表示。リセットするには、数分歩く)
スリープモニタリング(合計睡眠時間、睡眠中の動きを監視)

胸バンドタイプのおすすめ3選

胸バンドタイプは腕時計タイプと比較して価格が安いことが大きなメリットです。

予算に余裕がないという方は胸バンドタイプをおススメします。

しかし、腕時計タイプ紹介時に少し説明しましたが、デメリットが多いです。

メリット

・価格が安い

・心拍数の計測が安定している

・出先で電池切れになってもコイン電池を購入すればOK

・充電の手間がない

デメリット

・冬着用する時に導電ゴム部が冷たく、心臓に悪くて嫌になる

・導電ゴムが反応しない場合は水で濡らすか、ECGクリームを塗る必要あり

・導電ゴムが劣化すると新品のベルトを購入する必要あり

・使用後は毎回ベルトを洗濯する必要あり

・着用時にズレやすい、ズレないようにキツくすると締め付けが不快

・ベルトが伸び伸びになると新品を購入する必要あり

・電池の残量が分からない

1位 キャットアイ HR-11

胸バンドタイプの中ではキャットアイ_HR-11を一番におすすめします。

中華製で安い製品もありますが信頼性がどうしても落ちるので、国内メーカーであるキャットアイが安心ですね。

自分も腕時計タイプの「ForeAthlete 35」を購入するまで使用していましたが、使用に関して特に不具合はありませんでした。

また交換用のベルトが安い点もうれしいです。

特にこだわりがなければ日本メーカーで価格も安いので「キャットアイHR-11」で問題無いと思います。

HR-11はANT+規格でBluetooth規格のHR-12 もありますので、購入時は注意してくださいね。

2位 Garmin HRM-Dual

次におススメするのはGarmin HRM-Dualです。

名前の通り、ANT+とBluetooth両方の通信方式に対応しているので様々なデバイスに心拍数を転送することができます。

サイコン以外にもスマホやタブレット、Zwift時のPCに転送したい場合などは両方の方式に対応しているので便利です。

また、駆動時間が約1800時間と長時間なのもメリットの一つです。

価格自体はそこまで高くないのですが、交換用のベルトがそこそこの値段なのでコスパは少し落ちます。

3位 POLAR H10 心拍センサー

POLAR H10は測定精度がかなり高いので、正確な心拍数を確認したい方におススメです。

またGarmin HRM-Dual同様にANT+とBluetooth両方の通信方式に対応しています。

しかし、価格がかなり高いです。

また、電池の駆動時間が約400時間でGarmin HRM-Dual(1800時間)の2、3割しか持たないのがデメリットです。

そこまでの精度を求めていない方は「キャットアイ HR-11」か「Garmin HRM-Dual」で十分でしょう。

そもそも胸バンドタイプの時点で精度は高いです。

POLARのサイコンや腕時計をすでに使用していて、メーカーを統一たい方にはいいと思います。

まとめ

以上、おすすめ心拍計でした。

腕時計タイプ、胸バンド以外にも腕に装着するアームバンドタイプがありますが使用したことがないので今回はおススメに入れていません。

アームバンドタイプですが、個人的に長袖のウェアを着るときにズレたりしそうだと思っています。

ロードバイク用のウェアは体にフィットするようにデザインされているので、着るときにズレそうです。

冒頭にも説明したように腕時計タイプがおススメです!

心拍計を活用するとロードバイクがさらに楽しくなるので、ぜひ検討してみて下さい。

心拍計を使用したトレーニング方法について知りたい方は次の記事を参考にして頂ければと思います。