僕はクリンチャー派なので様々なチューブを使用してきました。
チューブレスレディで運用してた時期もありましたが、リムテープのねちゃねちゃ(気密保持の粘着性)とシーラントべたべた、パンク時の対応が面倒・不安だったのでクリンチャーに戻りました。
ロードバイクを購入して、メンテナンス関連でまず練習するのがチューブ交換ですよね。チューブの種類によって、ライド中にパンクした際の交換しやすさについても感覚が違います。
この記事ではクリンチャー好きサイクリストが普段使い用におすすめするチューブ3選を紹介します。
どんなチューブがいいのか悩んでいる方は紹介するタイヤから選べば間違いないです。
お気に入りのチューブを見つけて、ロードバイクを楽しみましょう!
おすすめチューブ3選
紹介するチューブは使用した経験のあるもので、普段使いに向いていると判断した製品です。
一般的なサイクリストなら十分満足できるチューブです。
普段使い用である程度の耐久性があり、重量もそこそこ軽いチューブとなります。
週末ライドで山を走るぶんには何の問題もないですよ。
1位 MAXXIS(マキシス)/Ultra Light(ウルトラライト)
1位はマキシスのウルトラライトです。
僕は現在このチューブを愛用しています!
安売り時にまとめ買いしてストックが8個ぐらいあります。
マキシスは台湾の大手タイヤメーカのチェンシンゴムがアメリカで立ち上げたブランドです。
チェンシンゴムは車、バイク、自転車のタイヤ・チューブをOEMメインで製造している企業です。
自動車用タイヤ企業ランキングでTOP10に入り、横浜ゴムに匹敵する企業規模のようです。
日本が誇るスーパーカブの純正タイヤもチェンシン製なので信頼性が高いことがわかります。
ブリジストン・タイオガ・ソーヨーのブチルチューブもマキシスのOEMのようです。個人的にはOEM先のブランドよりもOEM元の企業が好きなのでマキシスがお気に入りです。
マキシスのチューブは出荷前に空気を入れて膨らませ、24時間放置するテストを全数で実施してます。我々ユーザーの手元に届くチューブは24時間テストをクリアした製品なので、組付け時に空気漏れ等があった場合は初期不良というよりも扱い方が悪い可能性が高いです。
[補足]OEM先チューブは全数テスト実施しているかは不明です。また、バルブコアが交換できる仕様なので破損やコアの空気漏れ時はチューブ本体を無駄にすることなく修理できます。
以下メーカー説明文
⇒説明文、少なくてシンプルですね(笑)
例
700×23~32C(バルブ長48mm)のサイズで80g:\1210(税込)
700×23~32C(バルブ長60mm)のサイズで80g:\1320(税込)
幅・バルブ長さは他にいろいろありますので、使用しているタイヤ・ホイールに合わせて選んでください。
僕はこのチューブに初めて交換した際に乗り心地がすごく良くなったと感じました。それまではチューブなんてどれも同じだろうと思って、安くて厚いチューブを使用していたのもあると思いますが。
0.6mmの厚さなのでかさばりにくく、予備チューブとしてツール缶等にも入れやすいです。
一点、注意が必要なのはタイヤ装着時にチューブが少し嚙み込みやすいです。チューブ交換に慣れている方なら問題ないレベルですが、グループライドでパンクした時に待たせるのが悪いと思っても、焦らずに作業しましょう!
0.6mmと薄いチューブですが、耐久性は厚いチューブと比べても遜色ないのでパンクしまくるということはないです。
全数検査で安心、そこそこ軽くて乗り心地のいいチューブを選ぶならマキシスのウルトラライトです!
2位 パナレーサー/R’AIR
2位はパナレーサーのR’AIRです。
パナレーサーは日本(兵庫県)の企業で自転車用タイヤ製造メーカーとして世界的にも有名です。国内自社工場で製造しており、チューブラインナップの中でもR’AIRがおすすめになります。
以下メーカー説明文
「軽さ」と「耐久性」のベストバランスを実現させたレーシングチューブ新開発の「Air Flex Lite Butyl」を採用。
「軽さ」と「耐久性」のベストバランスを実現させたレーシングチューブ。
従来チューブと比較し、2.1倍もの伸縮性を持ち、高い振動吸収性と路面追従性により、ライディングのストレスを緩和。
軽さと丈夫さのベストバランスが、R’AIR の求めた性能です。
例
700×23~28C(バルブ長48mm)のサイズで77g:\1715(税込)
幅・バルブ長さはいろいろありますので、使用しているタイヤ・ホイールに合わせて選んでください。
R’AIRは軽く、耐久性もそこそこいい、絶妙なバランスが取れたチューブとなっております。Made in japanな点も日本人としては安心材料ですね。
僕の周りではstravaのセグメント10位以内に入るような強者が好んで使っている印象です。競技志向の方におすすめのチューブですね。
使用感としては乗り心地が良くなった印象がありました。パンク耐性も悪いことはなく、マキシスのウルトラライトと似たようなコンセプトのチューブです。
値段がマキシスのウルトラライトより高いので、コスパは悪いです。より安く購入したい場合は海外通販を検討しますが、流通していないサイトもあり、海外通販でも流通量が多いマキシスのウルトラライトに軍配が上がります。
Made in japanにこだわりたい、競技志向の方にはおすすめのチューブですね。注意点としてチューブ交換時はマキシスのウルトラライト同様に慎重に扱って下さい。噛み込みやすいです。
3位 シュワルベ/ 700×18-28Cチューブ
3位は大好きなタイヤメーカーのシュワルベのチューブです。
シュワルベは個人的にタイヤの評価がかなり高いので、チューブも使用したことがあります。
感想を一言で言うと「普通のチューブ」です。チューブとしての機能を十分に発揮してくれ、トラブルなく、特に不満はありませんでした。
チューブという製品名しかラインナップがないので、名前をサイズにしました。
製品としては1種類ですが、サイズは豊富です。子供用、ママチャリ、車椅子、クロス、シクロクロス、グラベル、ロードバイク、MTB、ファットバイクとほぼ全部カバーしていると思われます。同サイズでも軽量モデルがあったりします。
どんだけサイズ展開してるねん、気になる!という方は下記リンク先のメーカーサイトへGo(笑)
http://www.g-style.ne.jp/item.php?brand_id=16&item_category_id=97
例
700×18~28C(バルブ長40mm)のサイズで105g:\1100(税込)
以下メーカー説明文
ワイドレンジで高い耐久性を誇るブチルチューブ。
充実のラインナップであらゆるサイズに対応します。
⇒控えめな商品紹介です
1位、2位で紹介したチューブは軽量寄りのチューブですので、3位のシュワルベのほうが耐久性は上だと思います。
また、ゴムの厚みもそこそこあるので、パンク時のチューブ交換はそこまで慎重にならなくても大丈夫でしょう。チューブ交換にまだ慣れていない初心者の方におススメです。
価格も紹介した中では一番安いのでコスパもいいです。メーカーや性能のこだわりがないよって方に無難・普通なチューブは何?と聞かれたらシュワルベのチューブだと答えます。
まとめ
以上、普段使い用おすすめチューブ3選でした。
様々なメーカーが色々なチューブを販売しているので迷いますよね。
普段使いでコスパのいい、快適なクリンチャー運用を考えていれば1位のマキシスのウルトラライトを選んでください。
Made in japan好きで国内企業にこだわりたいなら2位のパナレーサー/R’AIRを選んでください。
パンク耐性が高く、安いチューブが欲しい方は3位のシュワルベのチューブがいいでしょう。
価格が安すぎるチューブは品質管理が甘く、微小な穴やバルブ不具合でスローパンクとなる可能性が高いです。
低価格チューブはパンクしても財布には優しいですが、ライド中のパンクはできれば避けたいですよね。
特にグループライドだと待ってもらうことになりますし、気持ち良く走っているときのパンクはテンションが下がります。
チューブ不具合によるスローパンクはライド開始序盤は気づきにくく、厄介です。
安心できるチューブを選択して、快適なロードバイクライフを送りましょう。
普段使い用おすすめタイヤは下記の記事を参考にして下さい。
格安タイヤを探している人は下記記事を参考にして下さい。
ハイエンドタイヤを探している人は下記記事を参考にして下さい。
上質なブチルを使用した空気の抜けが少ない、厚さ 0.6mm の軽量ブチルチューブ